2009年07月24日

フォーブス日本版も休刊へ

またもや有名雑誌が休刊へ・・・。
この勢いはほんと凄いね。

休刊:月刊経済誌「フォーブス日本版」9月で

月刊経済誌「フォーブス日本版」が、9月発行の11月号を最後に休刊することが分かった。出版元のぎょうせいが23日、明らかにした。

 同社によると部数の落ち込みが原因。同誌は92年に創刊され、世界長者番付などを掲載してきた。

まあ、ゆっても僕個人は、
フォーブスを買ったことは2回ぐらいしかないわけですが・・・。
とはいえ、雑誌って多様性があるから面白い、
と個人的に思っており、
だからこそ、こういうカテゴライズされた雑誌がなくなっていくことにより、
なんというかとてもさびしい気分にさせられてしまうのです。

Posted by aikawa at 16:04 | TrackBack

韓国のオーマイニュース本体も苦しいらしい

先日、日本のオーマイニュースが閉鎖がニュースになってましたが、
本国の韓国オーマイニュースも経営は苦しいらしい。
三年連続赤字計上だとか。

韓国オーマイニュース、経営難
新しいビジネスモデルを模索

2000年代初め、韓国のオーマイニュース(本社:ソウル)は、インターネットを使った画期的な報道形態の代表的存在だった。

 「市民ジャーナリズム」のオンラインメディアの草分けのとして、2002年の韓国大統領選挙では、盧武鉉(ノ・ムヒョン)氏の大統領当選に大きく貢献し、一大センセーションを巻き起こした(BusinessWeek.comの記事を参照:2006年5月4日「Ohmynews: Voices From the Street」)。盧候補が選挙投票で劣勢だという市民記者の記事を受け、若くてリベラルなオーマイニュースの多くの読者が、友人に片っ端からメールを送り、盧氏への投票を呼びかけた。そして、盧氏が僅差で勝利したのだ。

 それから7年、オーマイニュースは今でも1日数百万のページビューを誇っているものの、そのビジネスモデルは行き詰まっているようだ。創業者の呉連鎬(オ・ヨンホ)CEO(最高経営責任者)によると、同社は3年連続で赤字を計上しており、2009年上半期の損益も40万ドル(約3800万円)の赤字だという。呉CEOは、「我々はこれまで、壮大な実験に取り組んできた。だが今後は、持続可能なビジネスモデルを確立しなければならない」と語る。

ウェブ上で流行ることと、
お金が儲かることは、
ある程度の相関関係があるものの、
直接関係がないケースが多いのが多々。
オーマイニュースも例外でなかった、ということだろうね。
とはいえ、がんばってほしいものだ。

Posted by aikawa at 02:11 | TrackBack

2009年07月15日

「小悪魔ageha」編集長、中條寿子さんのインタビューが凄い

小悪魔agehaはネタ消費されている、
みたいな印象しかなくって、
接触レスで生きてきたわけですが、
やっぱ売れているものにはそれなりの背景があるね。
インタビューもあんま読む気はなかったのだけど、読んでびっくりした。
本当に雑誌と、そして読者のことが大好きな人が作ってる。
とても参考になるインタビュー。

「小悪魔ageha」編集長にインタビュー、世の中には「かわいい」か「かわいくない」の2つしか無い

感銘を受けたとこだけピックアップ

・公式通販サイト「小悪魔agehaショップ」について

実はかなり前からあるんですよ、創刊1周年記念を終えたあたりからじゃないですかね。でも、私はあまり通販に興味が無いんですよ。私たちは雑誌を作っている人間ですから、物を売ることに関してあまり興味が無いんです。

会社に言われたときは本当に嫌でしたよ。でも会社の方針として儲けるためにやらなきゃいけないじゃないですか……

最初に話を聞いたときは本当に嫌でした。読者の子がいろんな情報を得るために雑誌を買ってくれるのに、そこで物を売りつけるというのはすごく嫌なんですよ。やらなきゃいけないと言われた時はすごく抵抗しました。でも今は仕方が無く服の監修やどの服をどのモデルに着せるかといった見せ方などはわたし自身が徹底的に見ています。物を売りたいわけではないのですが、小悪魔agehaの事を分かってない人たちに小悪魔agehaを汚されたくないからなんです。私たちは通販ページを作ることができないので、ホームページ作成などに長けた人が来て作ることになるわけですが、そういう人たちってどの服が可愛くて、どの服が売れるのかちんぷんかんぷんじゃないですか。そういう人たちにagehaを汚されないために内容に関してはすべて監修しているんです。また、私たち編集者は物を作る人間なので、物を売るとか商人的な考えが良くわからないんですよね。売り上げがどうのこうの言われても「はっ!?」みたいな感じじゃないですか。それでも汚されたくはないので、仕方がなくやっています。でも、やっぱり今でも売りたくはないですね……こんな事言ったら会社に怒られてしまいますが……

・agehaのインターネット化について

私は小さな頃から雑誌が好きで、ずっと紙で情報を得る喜びを感じながら育ってきているため、インターネットで「小悪魔ageha」を載せるというのは全く考えられないんです。携帯小説などを読んだりするのも全く問題ないと思いますが、雑誌という楽しみもあるということを忘れられてしまっては困りますよね。雑誌で育ってきた私たちが編集者という立場になったので、今度は下の子たちに面白い雑誌を作って読ませてあげないといけないと思うんです。そうしないと、どんどん雑誌を読んでくれなくなっちゃうじゃないですか。そうするとインターネットの方に流されていってしまうと思うんです。やっぱりインターネットのように手軽にお金出さなくても簡単に見れてしまうって、確かにそんな手軽で面白いものなんて無いじゃないですか。でもそうじゃなくて、コンビニや本屋で表紙を見てビックリして、中身を見て度肝を抜かれて買って、そうやって買った雑誌をを隅々まで見るという一連の流れが、こんなに楽しくて面白いんだと感じさせるように私たちが頑張らなければならないんだって思うんです。

・雑誌不況について

大手は経費削減とか言ってますけど、「ヤバイ」と言っている意味が分からない。どこかからお金を出して借りてくるのではなく、最初から物を拾って利用するくらいだったので経費なんかほとんど無いし、人がいなくて当たり前だったし、コピー機も壊れていて当たり前という感覚なので、大手さんほど危機感がありません。ずっとそのまま読者が求めているものを作っていくのが編集者にとって大事にしなければいけないものであって、それを全員でやっていけばいいんじゃないかなと思っています。よく雑誌はネットに取って代わられるとか言われますけど、意味が分からないんです。だって全然違うものじゃないですか。イスとケーキくらい違うものと思っているので。

全然別物じゃないですか?紙をめくることとネットで見るものって本当は全く違うし、見る環境も読者層も違ってくるのに、雑誌が売れないことをネットのせいにしているだけだと思うんです。特に世の中の出版の人って。

ネットに取って代わられたのではなくて、雑誌がダメになっただけなのに、すべてインターネットが普及したからとか携帯世代がどうのこうのって言っている意味が全く分からないんですよ。そんなことよりも雑誌ってすごく楽しい遊び道具なのですから、それを面白く作っていればみんな読んでくれる訳じゃないですか。それをほかのものと比較するというのが、意味が分からない。

・他の雑誌がダメになった理由

出版社の人たちって、みんな頭がイイからじゃないですか。わたしは育ちがよくないしあまり頭がよくないので、同じような境遇の子の気持ちがよく分かるのですが、頭のいい人が言っていることってよく分からないんですよね。たぶん世の中の読者の人たちも同じだと思うんです。すごく頭のいい人が作った賢い雑誌を見ても、何か難しいこと書いてあるし、すごく上から目線で「これが流行する」的なことを書いたって共感できないと思うんです、特に女の子たちはそうじゃないところで生きているわけですから。読者の子たちは一部の頭のいい人とか恵まれた人たちと違うんですよね。確かに高学歴で頭のいい人はすごく漢字とか知っているし、入稿の仕方を覚えるのが早いし、飲み込みが早いからいいと思うのですが、読者の子はそうじゃない子もたくさんいるんです。だから、わたしは読者と同じ立場に立って一緒になって作りたいなって思っています。

・小悪魔agehaに似た雑誌がうまくいかない理由

なぜ似たような雑誌が次々と無くなっているのか理由は簡単で、男性がagehaを作ろうとして雑誌作りをしているからなんですよ。本当に読者のことを考えて作るのであれば、まったく違うものが生まれてくるはずなんです。編集部員の子たちにも「agehaだからこうだ」「agehaだからこうなる」って考えないで作って欲しいと言っています。読者が「何を知りたがっているのか」「何を求めているのか」ということだけを考えて作っていかないといけないのに、ほかの雑誌社さんはagehaを作ろうとするから失敗してしまうんですよ。

・「飯島愛追悼ページ」について

みんなが好きだったからです。

この人めちゃんこ面白い。
凄い刺激になるなー。
どういう思いでものを作るか、それって重要ですよね。

Posted by aikawa at 17:21 | TrackBack

日経新聞が報道写真等を個人向け販売するサイトをオープン

新聞社の動きとしては面白いものがあったのでご紹介。
少しでもお金になればってことなのかな。

日経カメラマンの写真を個人向けに販売するサイトが開設

日本経済新聞社は、同社の報道カメラマンが撮影した写真をプリントして個人向けに販売するWebサイト「THE NIKKEI STORE(日経ストア)」を7月17日午前10時に開設する。プロの高品質な写真をインテリアや贈答用として利用できる。

 新聞紙面に掲載した写真など、白黒の歴史的写真から最新鋭のデジタル写真まで、同社の膨大なアーカイブから厳選した写真を取り揃える。カテゴリは「世界を旅する」「歴史」「ネイチャー」「ビジネス」など9種類。サイト開設時点ではまず1000枚の写真を用意し、毎月100枚程度追加していく予定。

と、毎月100枚増やしていくとは思ったより本腰事業なのかしら。
ちなみに価格は、というと、

 プリントのみの場合の価格は、ハガキサイズが2000円、A4が1万円、B4が1万8000円、A3が2万5000円(各税込)。特製のフォトスタンドまたは額とのセット価格は、ハガキサイズが4000円、A4が1万5000円、B4が2万5000円、A3が3万6000円(各税込)。配送方法と決済方法に応じ、送料や手数料が別途必要となる。

と、思った以上によい値段。
マーケットしてはプレゼントとか、
そういう場所を狙いに行く感じなのかな。

サイトはこちらですが、オープンは7月17日とのことです。
楽しみに待ちますか。

Posted by aikawa at 02:17 | TrackBack

iPhone向けマンガ週刊誌「ハーレクインコミックス マガジン」

ハーレクインは今やiPhoneにも進出してんのね。

無料で読めるiPhone向けマンガ週刊誌「ハーレクインコミックス マガジン」

 ソフトバンク クリエイティブとハーレクインが7月14日、iPhone/iPod touch向け電子コミックアプリ「ハーレクインコミックス マガジン」の配信を開始した。価格は無料。

 すでにApp Storeで配信している、ハーレクイン恋愛小説を電子コミック化したタイトルの中から、選りすぐった作品を全11回の連載形式で配信するのが特徴。データは毎週火曜日に更新され、1号あたり最大4作品が楽しめる。

ってか、小説の方は既に配信されてるのだね。
色々なビジネスが展開されていますなー。

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Posted by aikawa at 01:54 | TrackBack

2009年07月10日

販売価格は書店側で決める本を出版へ by ポット出版

最近、出版業界が気になる。
で、また気になるニュースが。

値段は本屋さんが決めて… 値引きOK本、異例の出版

新刊にもかかわらず、書店が自由に価格を決められる本が出版される。中堅のポット出版(本社・東京都渋谷区)が13日に発行する「本の現場」(永江朗著)だ。出版社が小売価格を書店に守らせる再販売価格維持制度(再販制)が常識の出版界で、「非再販」本は極めて珍しく、制度に一石を投じる試みだ。

 「本の現場」は、現在の出版事情を取材した書籍だ。その裏表紙には「非再販」「希望小売価格・1800円+税」とあり、書店は1800円以下でも売ることができる。書店の粗利は22~23%とされることから、損が出ない範囲で値引きの可能性がある。理論的には、購入する読者が書店と値引きの交渉もできるという。

つい先日書いた、
「返本率4割」打開策、中堅出版8社、新販売制「35ブックス」
もそうだけど、実はこの仕組みもまた、
書店側のリスクが大きくなる取組だよね。
面白い試みは増えているけれど、
書店側のリスク回避の視点のものは少ない気がする。
まあ、でもそのあたりもそのうち出てくるんだろうね。

Posted by aikawa at 09:45 | TrackBack

2009年07月08日

電通&ヤッパ iPhone上で雑誌販売へ

噂で聞いていたものが来ましたね。

電通など、iPhone向け電子雑誌販売サービスを開始--講談社など23社が参加

 電通は7月8日、ヤッパと提携し、電子雑誌を携帯電話などで有料販売する「MAGASTORE」を2009年夏に開始すると発表した。第1弾としてiPhone向けアプリでのサービスを開始し、その後ほかの携帯電話向けにも拡大する。

 MAGASTOREは専用アプリをインストール後、電子雑誌を購入し、ダウンロードして利用する。アプリの価格は115円で、無料版も配布する。また、雑誌コンテンツの価格は115円から600円程度となる見込みだ。購入した電子雑誌はアプリ内の「MyShelf」に保存され、閲覧する際には指先でページをめくったり拡大表示したりできる。最新号だけでなくバックナンバーも用意するという。

ウェブサイトも用意されている。
リリース前のアプリをリリースするって珍しいよね。

まあ、想定はできてたけど、
一番いやなライバルだよねw

Posted by aikawa at 21:02 | TrackBack

「返本率4割」打開策、中堅出版8社、新販売制「35ブックス」

今年は出版関係のニュースが面白い。
日本の出版業界を独自にしている、
再販制度に少し切り込んだ取り組みを中堅出版社8社が行うそうです。

「返本率4割」打開の一手なるか 中堅出版8社、新販売制「35ブックス」

 「出版業界や書店が閉塞している。返本率が4割を超え、高止まりしている状況を打開したい」(筑摩書房の菊池明郎社長)――筑摩書房や中央公論新社など中堅出版8社は7月6日、書籍の新販売制度「35(さんご)ブックス」を、共同で始めると発表した。

 書籍は通常、「委託販売制」で販売されており、書店のマージン(定価に占める取り分)は22~23%程度。売れなければ、仕入れ価格と同額で返品できる。

 これに対して35ブックスは、書店のマージンを35%と高めに設定する一方で、返本時の引き取り価格を35%に下げる仕組み。「責任販売制」と呼ばれるシステムで、取り次ぎにも協力を得て実現した。書店の利益アップと出版社の返本リスク低下、取り次ぎの業務効率化が狙いだ。

なるほど、面白そうだ。
ただまあ、これって書店側もリスクを抱えるよね。
売れる本があれば利益はあがるが、
売れない本があった時の買取価格が下がるわけだから。
つまり書店側に今までと比べると相対的に、
ハイリスク・ハイリターンを求めるわけだ。

言ってしまえばそういった目利きをするのが本屋であるため、
当たり前にあっていい制度なのかもしれない。
ただ、そういう前提になかった今までがある中で、
上手く機能させていくには結構難しい局面もあるのかな、と思った。

と、なんだか否定的な〆にも見えちゃいますが、
とても期待しています。
繰り返し書きすぎですが、出版社には死んでほしくないのです。
僕は大好きだから。

Posted by aikawa at 12:28 | TrackBack

2009年07月06日

出版社が四千社を切った、というニュース。

出版社が4000社を切った、というニュースが出てました。
そして去年できた出版社もわずか一桁台だった、とのこと。

減る出版社…昨年度末4000社割れ、創業わずか9社

国内の出版社数が、08年度(09年3月)末現在で、30年ぶりに4千社を割ったことが、出版年鑑などを発行する出版ニュース社(本社・東京都千代田区)の調べで分かった。創業した出版社の数も戦後はじめてのひとけた台に減り、出版不況を裏付ける現状が明らかになった。

個人的に出版社の持つ編集力というのものは、
世の中からなくしちゃいけない価値だと思っているので、
色々と生き残りの模索をしてほしいなと思っています。

とはいえ、まだ4000社もあるのか、と思ったのも正直なところ。
思っていた以上に出版社って身近な存在なのかもな・・・。

Posted by aikawa at 00:51 | TrackBack